2022年投句優秀賞発表
応募総数241句
一般の部 入賞作品(十二句)
- 大会賞 南知多十七音の小箱賞
- 鱧づくし師崎港の恵みかな/名古屋市守山区・松本 八千代
大会賞 柴田鏡子先生の総評
師崎港を起点に広がる海、島々。この豊饒な海の幸は鱧等全国へ出荷されている。時には高騰する鱧ではあるが、作者は一日日常を離れ少し贅沢に鱧づくしを選んだ。しみじみ天の恵みに感謝しつつ。
- 南知多町観光協会長賞
- 蛸釣りに挑みし親子三世代/神奈川県横浜市・野村 厚夫
- 南知多町長賞
- 貝寄風の波光り合ふ羽豆岬/名古屋市中区・山田 保子
- 中日新聞社賞
- 春霞つぶて浦より伊勢拝む/岐阜県大垣市・堀 美利
- 知多半島観光圏協議会賞
- 干しだこの脚の自在や青き空/滋賀県彦根市・三田村 栄子
- 名鉄海上観光船賞
- 梅雨寒の時化る波音知多の海/豊明市・松村 光代
- 天賞
- 梅原邸いま縦横に蟻の列/一宮市・佐藤 美恵子
- 地賞
- 海苔粗朶に浜の活気の溢れゐて/名古屋市名東区・中根 健
- 人賞
- 路地裏に日間賀の訛り夕薄暑/岐阜県土岐市・三輪 麗子
- 柴田鏡子賞
- 河豚跳ぬる漁船に朝陽日間賀島/名古屋市千種区・多久田 より子
王冠の形の日間賀島や初茜/岐阜県土岐市・近藤 周三
早暁の海亀の浜南知多/岐阜県関市・藤井 智加
中学生以下の部 入賞作品(三句)
- 南知多町教育長賞
- ゆく夏の思い出つくり南知多/愛西市・川村 心月
- 柴田鏡子賞
- ひまかじまたくさん貝がすなはまに/岐阜県土岐市・葉狩 杏美
小春日和タコも驚く日の光/南知多町・大西 菜奈花
一般の部 入選作品(十句)
- 入選
- 日間賀島海坂はるか夕焼雲/名古屋市名東区・野村 京子
海の風祈りを乗せて鯛まつり/名古屋市名東区・薄井 聖子
波間より見ゆる日間賀や雲の峰/東郷町・小林 かよ子
海苔掻くや日間賀の島は潮ぐもり/岐阜県土岐市・三輪 洋路
潮騒を朝な夕なに浜昼顔/名古屋市緑区・松永 房子
茹で蝦蛄の旨さひときは豊の浜/名古屋市守山区・大倉 克己
コロナ下の知多の波涛に夏夕日/豊明市・柴田 美登里
篠島の夏潮に投ぐ竿一投/稲沢市・水谷 美知
羽豆岬右に左に夜釣の灯/阿久比町・古川 千鶴
白砂よ千鳥ヶ浜の今昔/南知多町・大岩 静香
中学生以下の部 入選作品(五句)
- 入選
- 海の中さかなやたこのおまつりだ/岐阜県可児市・森高 彩羽
炎天の空を駆けるは太鼓の音/南知多町・鈴木 佑梨
日間賀島釣り人多い夏が来た/南知多町・大西 陸翔
夕凪か島太鼓から風が舞う/南知多町・河合 倫汰
秋風が船と仲間の声運ぶ/岐阜県岐阜市・井野 七海
気軽に俳句を詠んでみませんか?
あなたの一句、お待ちしています。
南知多の思い出を俳句にして「投句箱」または下の投句用紙を「郵送」にて受付いたします。
選者/柴田鏡子
昭和11年生まれ。
昭和60年伊藤敬子氏に師事、昭和61年俳人協会入会、令和3年俳人協会評議員、平成12年より中日文化センター講師「英語でHAIKU」、令和2年よりNHK文化センター「俳句を楽しく」・「俳句ベーシック」、昭和45年より青少年国際交流ボランティアリーダー。笹俳句会代表。
句集『薔薇園』『悔春』賞 笹賞他
応募要項
- ●南知多町ゆかりの旬に限る
- ●有季定形
- ●未発表のもの
- ●季節は問いません。
- ●「投句箱」は町内4ヶ所にあります
- ●入賞者は新聞上、HPにて発表します
- ●入賞者の方には賞状と賞品を発送させていただきます
- ●発表は、中日新聞・観光協会HP上で発表させていただきます
- ●応募締め切り2023年8月31日